第88回アカデミー賞作品賞を受賞。監督「靴職人と魔法のミシン」のはトム・マッカーシー。出演はハルク役でお馴染みのマーク・ラファロ、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のマイケル・キートン、「アロハ」のレイチェル・マクアダムス、「完全なるチェックメイト」のリーヴ・シュレイバーなど。
2002年、ウォルター(マイケル・キートン)やマイク(マーク・ラファロ)たちのチームは、「The Boston Globe」で連載コーナーを担当していた。ある日、彼らはこれまでうやむやにされてきた、神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する。カトリック教徒が多いボストンでは彼らの行為はタブーだった。
街の潜んでいる闇を暴くストーリー。強大な権力をもち、大きなタブーとして触れられていなかったことを取り上げるのは、多大な努力が必要であることが分かる。
新聞記者たちの地道な作業が中心となっているので絵的には凄い地味。けれど徐々に色々な真相が分かってくるのは面白い。
またアメリカでは日本と違い、教会が圧倒的な力を持っている事を再確認した。
エンドロールにでてきた児童への性的虐待があった地域の多さには驚き。
まるで記者になっているかのような気分になって観ることができる映画。
地味だけど面白い映画。