いずぼぺ

スポットライト 世紀のスクープのいずぼぺのレビュー・感想・評価

3.8
観ているうちにずいぶん前にこのニュースを知っていることを思い出した。米紙(どれかは忘れた)で大きく取り上げられていたこと、日本のニュースでも扱っていたがイマイチ熱の入りきらない報道だあったこと。
ボストングローブ紙が記事にしたことと同じぐらいこの作品が映画化したことは困難だっただろう。
日本に住んでいるとわかりづらいが、欧米の保守的な地域で信仰は住民をつなぐ協力なアイテムである。教会や宗派を攻撃することはその地域では生活出来なくなる覚悟が必要である。信仰は人をつなぎコミュニティを強くする力がある反面、形骸化するとカルト化したりそのシステムや権力だけがコミュニティを縛る鎖となる。
映画としてはやや平坦なつくりだとは思うが、その心意気は十分に感じた。
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