ピッツア橋本

スポットライト 世紀のスクープのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

4.0
"神すらも目を伏せる真実"

実話系社会派ドラマ。
ボストンの新聞社グローブ社がカトリック教会の神父様"達"が神の御加護を後ろ盾にして子供達に性的嫌がらせをしていた事実を暴くまでの物語。

精緻で真摯な演出、脚本によって性描写並びにそれらを想起させるカットは一切無いなく、とてもニュートラルな記者ストーリーに没入できる。
カメラも全体的に引き気味。

有名地元紙というのもあって、そこに根付く記者の人とのしがらみ、隠蔽された事実や感情の数々が徐々に浮き彫りになっていく展開は静かに緊張する。

だが映像に写っていないアレコレを想像すると、、、本当にヘドが出る真実だ。割と胸糞ムービーだったかも苦笑
この史実を知れたのは勉強になったけど、
「本作が近年のアカデミー作品賞で唯一面白いよ!」
と映画仲間達に太鼓判押されたけど、、、興味深い!とはなったが面白い!と興奮するポイントは無かったなあ苦笑

自分みたいなポップコーンムービー、楽しい嘘の方が好きな人には些か削ぎ落とし過ぎな演出な気もした。

超大人向け映画だと感じました。
ピッツア橋本

ピッツア橋本