りんごまる

スポットライト 世紀のスクープのりんごまるのレビュー・感想・評価

3.0
久しぶりに社会問題の映画を鑑賞。
冒頭から流れるピアノの旋律が
映画の雰囲気にぴったり。

日本ではあまり馴染みのない宗教的要素の強いストーリーで、教会の立場ってそんなに強いの?と思うところもありましたが、神父が子供への性的虐待とはかなりの衝撃。

この事件のことは全く知りませんでしたが、これが実話に基づくストーリーとは信じられない。
しかも神父1人が起こした事件ではなく複数の神父によるものとは…。
エンドロールのその数字に驚愕。

隠蔽、圧力、都合の悪い事は例え事実であったとしても公にはしない。結末は違うけど以前見た「新聞記者」と少し似てるかも。

クリスマスに教会で歌を唄う子供達。
この子達も虐待の対象になっていたかもと思うと何とかして欲しいと強く思った。

ジャーナリストという職業は未知の世界だけど、これだけ熱意持って一生懸命に働き、諦めずに闘ってくれる人たち。こういう人たちがいる事に救われます。
りんごまる

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