スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

Spotlight

上映日:2016年04月15日

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:128分
    監督
    トーマス・マッカーシー
    脚本
    トーマス・マッカーシー
    ジョシュ・シンガー
    キャスト
    レイチェル・マクアダムス
    マーク・ラファロ
    マイケル・キートン
    スタンリー・トゥッチ
    リーヴ・シュレイバー
    ビリー・クラダップ
    ジョン・スラッテリー
    ジェイミー・シェリダン
    ポール・ギルフォイル
    ブライアン・ダーシー・ジェームズ
    ラナ・アントノーヴァ
    あらすじ
    2002年1月、米国の新聞「ボストン・グローブ紙」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。数十人もの神父による性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。《スポットライト》という名の特集記事を担当する記者たちは、いかにして教会というタブーに切り込み、暗闇の中の真実を照らし出したのか…。

    「スポットライト 世紀のスクープ」に投稿された感想・評価

    とっても面白かった。

    ボストンに代々ずっと住んでいる「ボストンっ子」と、そうではない「よそ者」との対立する視点で見た。

    「よそ者」がボストンという街にまつわる呪いを解こうとするとき、縦も横もつながりが強い「ボストンっ子」たちはどうするのかという話


    都市と関連するストーリーの語り口が上手くて、それは脚本賞獲りますねと思った。

    例を挙げると、ボストン・レッドソックスの扱い方。
    新局長が最初にマイケル・キートンと会うときに「バンビーノの呪い」に関する本を読んでいて、ボストンっ子にとっては、本なんか読まなくても当然知っているし、文字通り「呪い」に囚われている状態であるけれども、よそ者の新局長にしてみれば、単なる迷信に過ぎないし、ボストンという街を知るための一つのトピックとしか思っていない。

    ボストンっ子たちは、たわいもない会話でレッドソックスの話をするし、試合観戦にも行く。
    一方の新局長は、最初の編成会議の場で、レッドソックスのペドロ・マルチネス(当時のエース)の話を興味ない様子で遮り、今回の事件の話を始める。

    こういったところからも「よそ者」と「ボストンっ子」の違いが垣間見れる脚本の巧みさが素敵。

    このレビューはネタバレを含みます

    039
    翻訳者: 宮川 桜子さん

    実話を基にした映画で、結末は分かってるのに不安になったりもどかしくなったり。2時間だけどあっという間。
    ラスト、鳴り止まない電話のシーンで涙腺が…。ジャーナリズムが正しく行われた時の力を改めて感じた。全ての報道が、こんな風に正しければ良いのに。
    レンタルにて。

    途中まで結構観てるのが辛いぐらい長く感じた。最後にかけて段々と面白くなる。

    最後の字幕で被害が出た国や地域がこんなにも沢山あるなんて…被害を受けた人は一生引きずって生きていくだろうね。
    久しぶりに先が気になる映画。
    もっと長くてもよかったぐらい。
    キャストが豪華で、演技のぶつかり合いが見ものでした。
    ただ登場人物が覚えられなくて、8割ぐらいしか理解できてないかもw
    実話に基づく映画って結末が分かっているから良い。事実として起こった結末に向かってどう映画が進んでいくのかを観るのが楽しい。
    ずっとみようと思っていて見ることができていなかった作品。

    内容の前に、私の目的はジャーナリズムやマスコミのあり方とか働き方を考えたかったので、そちらを。

    時に強引でも信念を曲げずに足を運びまくり、昔のものを調べたり。そんな根気のいる作業が必要な仕事なのだと実感。

    内容に関しては、教会がどれだけ地域に根付いていて心の支えなのかがよくわかりました。日本人には理解しがたいようなことだけど。それに、みんな信じていたからこそそんな大きな件数の事件だとは誰も思ってなかったのだと。

    それにしてもカトリックの記者にとっては調べるのも辛かったんだろうなぁと思います。
    声だけの登場も合わせてこんなに登場人物が多い映画久しぶりに見た。各々が持つ膨大な量の情報を凄まじいスピードと回転の速さで擦り合わせていく、タブーを潰していく感覚が、超爽快。

    事件の真相を知っても教会や神父の擁護派は結構いるんだろうな。そんな人には『PK』を観ろ、と言いたいwww

    最初から追及すべき事の核心を知っていたキレの良い新局長は、結局何者だったんだろう。ユダヤからの使徒。
    テンポもテーマも非常に素晴らしく常に前傾姿勢で観てしまった。

    ゾクゾクとワクワクとなんというか正義ってなんなんやろか?を突き詰める感が次々と展開されてええね。

    正義とは何か?
    弁護士は悪徳だろうと依頼人に尽くすとしても正義とは何なのか?

    悪と正義と無関心と社会
    大きなテーマがくるくる回る

    自分が教会に属さないキリスト者として見ると、性的虐待を受けた施設のカウンセラーをして統計研究をしていた学者と同じ立場になる。

    教会は人の作った組織でありどんな神の名前を使おうとそれはあくまで人の作った組織であり神への信仰とは別の信仰に至るというスタンス

    教会が大きな組織とすればある一定の性的虐待する人物の割合は社会に一定数いるそれらに当てはまるのではないか?と思う。ただし神の名の下で最も弱き者にそれをするというのは卑劣極まりないのであろう

    ともあれ、1つの事件から大きな組織へのテーマに変わっていき実はその組織や社会は実際に自分が身をおくすぐそこにある組織や社会であるという恐怖みたいなものをよく浮かび上がらせている

    いやぁえがったえがった

    しかし記者というものが感情に流されず常に裏を地道に取り時を待ち、というの、ちょいと日本の記者の方々も、ねぇ。
    アメリカの新聞、ボストン・グローブ紙のスポットライトチームが、いかにして教会の闇を暴くに至ったかを描いた作品。事実を基にした社会派ドラマでありながら、正義と信仰の間で葛藤する人間ドラマでもありました。「神父による子供への性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽していた」という事実に、異なる宗教観を持つ日本人のわたしでさえショックを受けたのだから、この件におけるカトリック教徒の絶望は計り知れません。虐待被害者の「神様にノーと言えますか?」という台詞が心に突き刺さります。大人になっても決して癒えることのない傷、もしかしたら自分や家族が被害者だったかもしれないという恐怖、薄々気づいていながら目を逸らし続けてきたことへの後悔。繊細に表現される人間の心に、ただただ圧倒されるのです。しかしながらその一方、巨大な権力に立ち向かうスポットライトチームの姿は爽快で、観終わったあとには、こんなジャーナリストたちがこの時代に居ることに希望を感じずにはいられません。

    2017.03 @WOWOW
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