よか

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のよかのレビュー・感想・評価

3.0
字幕/吹き替え
映画オリジナルの関係性が小説無しで把握できるか不安だったけど、要らない心配だった。

ジェイコブがマグルだから同じ目線で魔法界の出来事にあたふたできるのが楽しい。
ニュートは巻き込まれ型主人公の典型で、実力者達が軽んじる特定分野に詳しい凄いタイプだったのが世界観を活かすのにマッチしてて良かった。魔法生物の捕獲シーン好き。
監督は炎のゴブレット〜それ以降を撮ってる人のためややシリアス向きかもと思う。
魔女裁判が行われた後のまだ迫害が残る時代というのも興味深い。

魔法生物がみんな個性的でかわいい。
杖を傘にするアイデアをニュート役の人が出してたらしいと知ってかなり好きになった。ニュートとジェイコブはもちろん、クイニーもとてもかわいい。
エズラ・ミラーの演技も不気味で良かった。ああいう自信のないキャラを駒として説得する時、顔を近づけて視線を無理やり自分に向けるコリン・ファレルの仕草がさり気なくも怖い。
英だとマグルなのに米だとノー・マジ呼びなのなんか急にダサくて笑ってしまった。



1作目!にちょっと期待しすぎてたな感はあれど楽しめた。
ティナが最初から最後まで自分のやりたいことを優先してて職務怠慢だったのが気になったけど、個人の実力主義と見たらいいのか…。
あれだけ苦労したクリーデンスの感傷がややおざなりなのと、ジョニーデップが思ったより出てこなかったのがちょっと惜しい。
そのかわりコリン・ファレルと吹き替えのツダケンはめちゃくちゃ堪能できる。
よか

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