Punisher田中

マッハ!無限大のPunisher田中のレビュー・感想・評価

マッハ!無限大(2013年製作の映画)
3.7
前作から数年後、カームは、象のコーンと静かに暮らしていた。そこに、象を買いたいとスチャートという経営者がやってくる。しかし、カームは、象を売ることを頑なに拒否する。一端、引き下がったかにみえたスチャートたちは、カームの不在を狙い、象を盗み出していった。カームの象を探す旅はまたしても始まってしまった!今度こそ無事に象のコーンを救うことができるのか?!

邦題見て「マジィ?!マッハまた新しいのやるん?!」って気になっていたが、これトムヤムクン2じゃねぇかぁぁぁぁあ!!!まぁ確かにトムヤムクン2だと売れないかもしれないよね...だからってこりゃあないよこりゃあ。
でも作品自体は割ときっちりしていて、前作お馴染みのマークに新キャラ、ピンピンを演じるのはなんとジージャー・ヤーニン。それにRZAまで!なかなか豪華で派手さも半端ない。

ただ、同時に感じるのはアクションの新しい見せ方を模索しているような感じがした。ワイヤーにCG、動ける俳優を使いながらこのような物を使う映画は寧ろ余り無いように感じるが、それでも新鮮味に欠けた。前作の象の骨を使ったアクションなど目新しい物は発見できなかった。

しかし、どのシーンもポジティブに撮っていてアクションに対する情熱を感じられた。特に序盤のスクーターバイク?に乗ったギャングがかなりの数で攻めてくるシーンは最高で、あぁ俺、トニージャーの映画見てるって全力で感じられた。この作品を経て最早、トニージャーは象の擬人化であることを充分に思い知らされた。最高に良かった。