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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のMoviesCafeのレビュー・感想・評価

4.6
【すべてにおいて進化を遂げたJ.K.ローリングの魔法ワールド最高傑作】

全世界が恋した『ハリーポッター』シリーズは最終巻『死の秘宝』が2007年7月に出版され、その4年後に映画の完結編が公開された。
1997年から物語と映画で数えきれないファンを魅了してきた魔法の世界はこれをもって終わったと、多くのファンはそのとき信じた……

ところが、神話の不死鳥が灰から蘇ったように、かつて私たちが夢と憧れを抱いたJ.K.ローリングの魔法界が息を吹き返したのです!

2016年よりスタートした新シリーズ『ファンタスティックビースト』は『ハリーポッター』の本や映画と同じ魔法界を共有する。
アルバスダンブルドアに加えて、『ファンタビ』には『ハリーポッター』シリーズからかなり多くの要素が盛り込まれている。
死の秘宝のシンボル、史上屈指の強さを誇る闇の魔法使いゲラートグリンデルバルド、ニュートがホグワーツから去らざるをえなくなった本当の原因であるリタレストレンジという人物なども1作目で登場した。

そして遂に世界公開を迎える『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』を一般公開より一足早く鑑賞したのだが、これがまた凄い!凄過ぎる!
宣言通り前作がアドベンチャーなら本作はスリラー映画一色だ。

お馴染みのあのテーマが、私たちを未知なる魔法界の繊細で静寂した闇へと誘う…
そしてグリンデルバルドの思惑通り、自身の脱走シーンへと展開する。
おそらく多くの観客は、この脱走劇シークエンスで息を飲むことになるだろう。

中盤はダンブルドア、ホグワーツ、サーカスシーンなど盛りだくさんな内容に!
ケルピー、ズーウー、マタゴット、チュパカブラ、ベイビーニフラー、ピケットなどの魔法動物とニュートとの愛情たっぷりな場面が唯一私たちをホッとさせてくれる……おっと、ニュートとティナの間にも進展が、、?

ここは本作一番のトップシークレット!
いわゆるフィナーレです。
ジョニーデップ演じるグリンデルバルドのカリスマ性が光る!
もう多分、観てる側は口あんぐり状態でしょう、驚きが止まらないのか、それが悲しみからなのか、はたまた違うものなのか……
映画鑑賞後、整理するため、または衝撃でいっぱいな頭を休めるため、それぞれが感慨深く劇場を後にする姿が想像できます。

二転三転する壮大な物語……
ローリング様の素晴らしい脚本に脱帽です

さらに撮影・美術・衣装・音楽……特にフィナーレの音楽は圧巻です!
そして前作やハリポタ、他作品をも凌ぐ視覚効果が生み出す映像美!
是非ともIMAXで体験して欲しい!
そしてキャスト陣は、まずはエディレッドメイン、ジュードロウ、ジョニーデップの3人が同じ作品に出演していることに驚きを隠せない、、
この上ない贅沢な時間を過ごせます
また付け加えるなら、リタ演じるゾーイクラヴィッツの演技も素晴らしかった!

ナギニとクリーデンスってなんで一緒にいるの?
そもそもクリーデンスって前作で正体が明かされないままだったよね?
ニュートの元恋人リタとの関係は?
リタもなら、ティナとはどうなるの?
ダンブルドアはなんでグリンデルバルドとの戦いに応戦しないのかな?
そういや2人は兄弟以上の関係なんだよね?
クイニーはなんであんなに悲しい表情だったんだろう?
クイニーとジェイコブは幸せになれるのかな?
伝説の錬金術士ニコラスフラメルや、若きミネルバマグゴナガル、ハリポタで死喰い人だったトラバース家とロジエール家も出てるんだけどどう絡んでくるの?

映画を観る前にそれぞれがこのように一つでもいいので疑問を抱き、さらにその疑問に映画がどう答えてくれたのか、またはなぜ答えてくれなかったのか、こうして鑑賞すると面白いですよ!
なぜならローリング様が創り出した魔法ワールドは他作品に類を見ない緻密に計算された作品群だからです。

前作では、人間の引いた境界線こそが罪のない人々の心を閉ざしている大きな原因であると私たちに教えてくれました。
そして、そんなニュートに共感できるとこにこそ、魔法界が世界中で愛される理由なのであると……
最新作では何を私たちに教えてくれるのか……あなたの目で確かめてください!

《詳細レビューは一般公開後に掲載》