良い点も悪い点もありがちな繋ぎのためのシリーズ二作目。
ヴォルデモートと異なり、巧みに言葉で支配するグリンデルバルド。目的のために手段を選ばないのは確かだが家族を失った者、アイデンティティを探す者、自由を求める者、それらのマイノリティたちに手を差し伸べる。逆にヒーローでは?と思わせるほどの、魅力とカリスマ性。それをジョニデがやってしまうのだから、より際立つ。
そして、どこからそんな面白い魔法や魔法動物を思いつくのか。それこそ、
"俺のオツムじゃ思いつかない"
限度がない魔法ワールドをさらに拡張させ、我々は目をキラキラさせ心を踊らせ、童心に還らせてくれる。お馴染みの魔法やキャラでファンサもたっぷり。
ただ、小説かのような情報量の嵐と、まだ感情移入もできてない新キャラたちの壮大なドラマで完全に後半は置いていかれた。
もっと情報は必要最低限にして、ニュートやダンブルドア、グリンデルバルドだけに焦点を当ててもよかった気がする…。
さらには今作はマイノリティや戦争など現実的なテーマが密接にストーリーに絡んでくる。今までよりもダークさが際立つが、個人的にはハリポタシリーズのようにもっと非現実的で頭空っぽでワクワクして見れる、純ファンタジーがよかった。
次作はJKローリングが脚本を書くのは辞退していただきたい…。やはり小説を書くのと脚本を書くのは全然違う。
だがしかし!!前作でもあったIMAXのフレームブレイク効果はほんとに素晴らしい。映像革命と言わんばかりの、新体験。魔法の世界を存分に味わえた!!
これは次回作に期待です。