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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のTakaCineのレビュー・感想・評価

3.6
【観ていて楽しい悪役】
前作は公開時にしっかり鑑賞してますが(内容はほぼ忘れてます)、グリンデルバルドと最新映像を楽しむ為に観に行ってきました😉

〈デップの悪役演技が秀逸〉
グリンデルバルド役ジョニー・デップは期待通りの悪役面が最高(どの作品でも、メイクは念入り笑)♪

比較してはいけませんが「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート(レイフ・ファインズ)より断然格好良いです!デップらしい不敵な笑顔がチャーミング…じゃなくて憎たらしいです。登場するだけで、不穏な空気が立ち込めます。終盤のマーク・アントニー並の演説演技は、流石の実力派俳優の安定感。抗しがたい魅力とカリスマ性があります。エレガントで極悪非情な役が楽しくて堪らない感じが、観ていて嬉しくなりますね。

しかも、善の魔法使い:若きダンブルドアを渋メン俳優ジュード・ロウが演じて、デップのライバルとして出てくるのですから、絵面がどうしても大人フェロモン対決に見えてしまう(笑)

いやあ、配役選び最高っすね😁‼️

今回は渋メン俳優2人の登場で印象控えめなニュート(エディ・レッドメイン)ですが、仕事はきっちり魔法動物には愛情たっぷりぶりは相変わらずですし、みんな大好き人間代表のジェイコブ(ダン・フォグラー)も相変わらず笑えます(今回もしっかり雨に濡れてくれて、ニンマリしてしまった😊)。

魔法動物の二フラーやボウトラックルが再登場して、今回は中国のズーウー(顔怖いのに可愛い)、日本で有名な○○○や○○(イメージがちょっと違う)も参入して、目を楽しませてくれます♪

〈悲哀感漂う物語〉
大人向けなだけあって「自分探しの旅」、「出自と宿命」、「偏見や差別との戦い」、「争いと調和」、「人心掌握や洗脳」「混沌と決断」など描かれるテーマは普遍的なものであり、娯楽映画なので重すぎない程度の暗さが全体に漂っています。

グリンデルバルドの"より大きな善のために"実現させたい願い(どこまで本心か分かりませんけど)、クリーデンス(エズラ・ミラー)の出自、リタ(ゾーイ・クラヴィッツ)の決断、ナギニ(クローディア・キム)の諦念も、忌み嫌われてきた者たちの数々の哀しみが見え隠れして、悲哀感漂う暗い物語は好き嫌いが分かれそうですね(ちょっと複雑で、話が分かりにくかったです)。

〈映画館だと尚楽しい!〉
今回は初「IMAXレーザー3D」鑑賞として本作を選んだのですが、クリアな3D映像で魔法動物が目に飛び込んでくるのが凄く楽しい😂‼️

映像がとにかく綺麗です。
1920年代の霧が立ち込めるシックなロンドン、アール・デコ調の景観がオシャレなパリ、お馴染みの魔法省やホグワース魔法学校も、溜め息が出るくらい美麗ビジュアルのオンパレード😍🎵全編ロケよりも、セット撮影(パリもセット撮影で、俳優は不満だったとかw)と特殊効果で極限まで作り上げた精巧な世界観は「IMAXレーザー3D」で鑑賞して本当に美しかったです😉🎵

あと、衣装が凄く格好良い‼️

初「IMAXレーザー3D」効果もあって、今体験できる最高の魔法世界を存分に楽しんできました😉🎵

但し、前作は観ていた方が話は分かりやすいですよ(前作観たのに内容忘れてて、たまに???でしたから)😅
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