賢太郎

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の賢太郎のレビュー・感想・評価

4.5
2018年劇場鑑賞作品22作品目。
ハリポタワールドにまた舞い戻る日がやって来ました。

今回は前作をきちんと復習しておかないと冒頭から完全に置いていかれてしまいます。特に最初のシーンは劇場でもう1度見直したい。前作以上にファンタジー要素が減り、どちらかといえばハリポタの6.7作目辺りの雰囲気を醸し出していたように思います。グリンデルバルトがそれだけ強力な闇の魔法使いであるということですね。

登場人物もめちゃくちゃ多いので、関係図を頭で描いて背景から追っていかないと途中で置いていかれる人も出てきそうな印象。ただ、1作目ではそこまで焦点が当てられていなかった脇役のキャラクターの心情の変化や、若い頃のダンブルドアのクールな立ち居振る舞いは見ていて楽しい。動物自体の活躍は1作目の方が多かったからファンタビのニュートの物語、というよりは本当に『グリンデルバルトの物語』という作品に仕上がっていました。とは言うものの、ニュートと周りの人間との関係は絶妙な空気感を醸し出してくれており、そういう意味では大人向けのハリポタシリーズって感じもしますね。

ただやはり昔のハリポタシリーズに出て来たあのキャラやあの話…こういった部分にはワクワクが止まりませんでした!笑
魔法界におけるそれらの繋がりが明確になった時、やはりJKローリングさんは偉大な作者だなぁと実感させられてしまいます。
賢太郎

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