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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のvilljobbaのレビュー・感想・評価

4.0
観たのは先週。

前作はあくまでタイトル通り魔法生物たちの愉快な物語、という感じで、悪役(?)の黒い吸魂鬼みたいなやつ(名前忘れた)ですら魔法生物だった。
前作の自分のレビュー見直すと、キャラクターも生物もみんなカワイイとしか書いてなかった。
しかし!今作で突然ダークになり闇の魔法使い君が大活躍!次回作からワクワクするぞ!やっぱりダークなハリポタが好きだ。
これまでのハリポタシリーズとの繋がりや、驚きの真実がいくつか出てきて、ストーリーも楽しめた。

もはや主役といっても差し支えないグリンデルバルドを演じるのはジョニーデップ。
私はジョニーデップがあまり好きではなかった。前作で彼を演じるのがこいつと、ラストで知って次回作(今作)が不安になった。
アイツは、いつもイロモノを演じるのにジョニデップらしさが抜けてないような気がして。
しかし!今作のジョニーデップは、完全にハリポタ界の闇の魔法使いだった!プロの俳優ナメててすいませんでしたという感じ。
そのカリスマ性がさすが。今後ヴォルデモートの影に隠れて目立たなくなるなんて悲しい。ツッコミどころ満載のネタキャラであるヴォルデモートより、今作のグリンデルバルドの方が17倍好きです。
演説シーンが凄かった。あんな未来予知シーン見せつけられたら現代人は賛同してしまうよね。悪の扇動者はウマイね。

次に、ビックリポイントとして、あのアジア人女性の存在。
彼女の名前を呼ぶあのシーン。予告編でガッチリ見せられたらしいけど、私は知らなかったので劇場であんぐり口を開け、同時に歓喜のワクワクに包まれました。え?え?どういうこと?
これからどうなるか楽しみ。
最後の盛大なビックリポイントも最高。次回作まじ待ちきれません。

ニュートのキャラも、前作でも結構好きだったけど今回でもっと好きになった。
内気で奥手でドジな感じがすごいけど、魔法使いとしては実力者という風貌が良い。
彼も含め、前作からの登場人物たちがどの陣営につくのかがハッキリしたので楽しみ。

何よりもワクワクして楽しかったのが、これまでのハリポタと関連するシーンの数々。
ダンブルドアが出るのはもちろん、例のあの城も出てくるし、例のあの先生もチラ見えするし、例のあの石とその所持者まで出てくる。

不満には思ってないけど、前作と比べると魔法生物の活躍は減っただろう。しかしズーウー君がかわいかった。彼のネコっぽいシーンでは劇場で笑いが。

レビューで何度も書いた通り、次回作が楽しみという一言に尽きる作品でした。
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