ライミ

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のライミのレビュー・感想・評価

4.1
キャサリン・ウォーターストン

「ファンタスティック・ビースト」シリーズ待望の2作目。
一言で言い表すとすれば「動いた」だ。

前作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」では、キャラクターの人物像や新たなシリーズを描く上で最も欠かせない存在といっても過言ではない「魔法動物」との出会い、ラストのサプライズなどシリーズの「最初」に相応しい作品となっていた。

そして、今作はそれを踏まえた上でシリーズが一気に動き出した。

ストーリーについて触れ始めると何もかもがネタバレになりそうなので触れずにいきます。

今作は前作に比べてダークな感じで、非常に物語性が強い。
魔法動物との出会いなどで明るいイメージの前作と比べると対照的な作品で、前作をイメージして鑑賞される方には少々物足りなさを感じるかもしれません。

さらに、今作は表紙や情報で知ってる方も多いと思いますが若き日のアルバス・ダンブルドア先生が物語に絡んできます。

今作は他にも「ハリーポッター」シリーズとのクロスオーバー的要素が多いため「ハリーポッター」サイドの情報が結構必要かなと感じました。

と言う様に、今作はこれからのシリーズを盛り上げるためのきっかけ「動き始め」をメインにした作品なのかなと思います。

なので前述した通りダークなイメージの作品ですが「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」というタイトルにそぐわぬ作品だったので個人的には満足です!

ここまでをまとめると「暗いのか〜やめようかな〜」となる方も多いと思いますが、暗いがメインかもしれませんが明るさを忘れているわけじゃありません!

今作もしっかりと「魔法動物」達が登場し、さらには活躍します!
前作で登場した「あいつ」や、新たな魔法動物達も続々と登場するのでワクワクが止まりませんでした!

今作は冒頭から今までで述べた通り、本当にこれからのシリーズに期待を含ませてくれる「動き始め」をメインにした作品でした。

最後の最後までこれからのシリーズを左右する新たな展開のオンパレードでこれからの作品への期待がうなぎのぼりに上がっていきました!

まだ先にはなりますが、次の作品も楽しみに待ちたいと思います!
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