こまだこま

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のこまだこまのレビュー・感想・評価

3.8
ファンタビ2作目。舞台設定やクラシカルなファッションがドンピシャで好みだった。あと余談だが、ほぼ美男美女なキャストで目の保養だった。ジョニデも渋くて、重厚感のある存在だった。1作目よりも多国籍な俳優陣で、ワールドワイドを意識しているのかなと感じた。
本作でも憂いある演技でクリーデンスを演じられていたエズラ・ミラーは本当にピッタリだと思った。また、人の弱さ・寂しさや孤独、そして愛への飢えに忍び寄り、組織内に引き寄せていく黒い魔法には、現在の新興宗教的なものを感じた。弱っている時って、強き者や権力者に縋りたくなるし、自分の居場所を提供してもらえることに安心して本質を見られなくなってしまう―誰しもがそんな弱い部分を持ち合わせているのではないかと思う。
ハリーポッターシリーズについてそこまで詳しい身ではないため、楽しめるポイントは浅いかもしれないけど、あっという間な2時間だった。そして相変わらずファンタビの生き物たちはどの子も愛らしい。
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