ダンサーインザダークのような、
雰囲気を感じた。
泣かないでなんて本当にとても言えない。
ゴンジュが新しい学校の友達と笑い合っている姿はあまりにも幸せそうで、
あ、笑った!って観ているこっちまで嬉しくなった。
それでも事態が重すぎて、
友達も周りの人も、ゴンジュのことを敬遠していく……
せめて17歳という未成年でなければ、何かしら生きていく方法はあったと思う。
友達と笑いあっていたわずかな期間のゴンジュは非現実的だった…
現実であるのに、まるで夢を見ているような日々で、なんだろう、この映画は、
そうした上げて落とすという、
最もダメージを与える方法で
全体を通して構成されている。
合間合間に挟まるゴンジュの辛い記憶、心が温かくなる場面でも、
過去を挟んでくることで、
こちらも素直に笑えなくなる。
音楽やゴンジュの歌声も
痛みを助長させる…
でも、すごく好きな作品だった。
心に痛みをくれる映画は、
生きていることを実感させてくれる。
最低な考えだけど。