もうすぐ配信終了なので鑑賞。
1950年代のハリウッドの舞台裏を描いたコーエン兄弟の映画愛にあふれた作品。ゴシップをもみ消したり、共産主義の赤狩りなど、当時のリアルな世相がコーエン兄弟流のコメディタッチで描かれています。
とっ散らかってる印象でアクも弱いから、いつものコーエン兄弟よりは面白くない。でも私は途中からはけっこう好きでした。
当時の映画を模した作品が劇中劇となって何本も描かれている。大金を使ったであろうセットが再現されてて豪華。
主役のエディが些細なことを毎日教会で懺悔しているいい人キャラがよかった。エディは実在のプロデューサーをモデルにしているのだとか。
ローマ時代の兵士の格好のままでいるジョージ・クルーニーのコメディっぷりが楽しくて、最後のキリストのシーンは見入ってしまった。
宗教者たちの会議と、ソ連の潜水艦が現れるシーンが個人的にはお気に入り。
スカヨハの水中ダンス、短時間でもインパクトのあるフランシス・マクドーマンド、双子役のティルダ・スウィントン、ジーン・ケリー風のチャニング・テイタムなど、俳優陣も豪華で見応えがありました。