TSUTAYAで借りたDVDで鑑賞。
【あらすじ】
1950年代、スタジオの威信をかけた歴史大作『ヘイル、シーザー!』の撮影中に主演俳優が誘拐されてしまう…。
コメディ映画だと思っていたが騙された。これはガチガチに真面目な映画史の話だった。ただし演出は微妙。
物語のテーマは「赤狩り」なのだが、スタジオシステム下での脚本家の不満が台詞でしか表現されていないので、彼らの主張が中々伝わりにくい。
そして劇中劇は50年代の映画がネタに溢れており、例えば『ヘイル、シーザー!』は『クォ・ヴァディス』か『ベン・ハー』が元ネタだろうし、その他にも『踊る大紐育』や『百萬弗の人魚』等がオマージュされているのはわかるのだが、話の流れを止めて長々と見せられるので正直退屈だった。
ドタバタ喜劇を期待していたので、ちょっと残念…