1954年、ハリウッド
巨大映画会社“キャピトル・ピクチャーズ”で働くエディは教会で懺悔を行っていた
エディはトラブル解決のプロで、昼夜問わず映画スタジオ内外で起こる事件に翻弄されていた
キリストの生涯を描く歴史スペクタクル“ヘイル・シーザー！”で、宗教的な問題が無いか各宗教の代表者との会議を終えたエディに新たなトラブルの知らせが届く
恋多き女優ディアナが未婚のまま妊娠し、エディはイメージのために結婚をするよう説得するが失敗
更に新作映画の主演に起用した西部劇俳優ホビーの大根役者っぷりに、名監督ローレンスが憤ってエディの元に駆け込んで来る
そんな中、エディはロッキード社の役員にヘッドハントを受ける
次々と降りかかる問題に頭を悩ませるエディだが、それに追い打ちをかけるように、“ヘイル・シーザー！”の主演俳優ベアードが何者かに誘拐されてしまい・・・
50年代の映画界を舞台にしたコーエン兄弟のコメディ映画
次々と巻き起こるトラブルを解決しようと奔走する男を、コーエン兄弟らしい毒を交えながらコミカルに描く
コーエン兄弟の作風はこの手の映画を観慣れてないとイマイチかもしれないけど、個人的には十分楽しめた
ハリウッドのゴールデンエイジを彩る豪華俳優陣にも注目して、かつキャラにも注目してほしい
実は作中の登場人物には、実在の俳優や監督がモデルの人物も多くいるとのこと
そうしたバックストーリーも知ってるとより楽しめるかも
全編に渡りコーエン兄弟の映画愛が炸裂！
特にラストで叩きつけられる映画愛は、いちシネフィルとして最高に清々しかった！
やっぱり映画は最高だ
