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スーサイド・スクワッドのminoriのネタバレレビュー・内容・結末

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』と同様、一見さんお断り映画だったけど(笑)、ちゃんと登場人物や話の内容を予習していけば、まあ楽しめる内容だったとは思う。

後半、若干ストーリー的に失速感が否めなかった・・・というか盛り上がりに少々欠けたけど、中盤の戦闘シーンは良かった。

個人的に嬉しかったポイントは、BvSの時に使われていた音楽(OPのウェイン夫妻が撃たれるシーンと、ブルースがクラークに止めを刺そうとした時、クラークが母の名を告げブルースの頭に過去がよぎるシーンで使われていた曲)をベースにした曲が戦闘シーンで流れて、「ありがとうー!」ってなりました。
あのシーンにあの曲を持ってきたのは最高だった。

あと、序盤から国全体がスーパーマンロスになってて「スプス早くジャスティス・リーグで戻ってきて・・・!」ってなりました・・・。

にしても、バッツィ怖い怖い。(笑)
クラークという存在を失い、もうスーパーマンロスでヤケになってるんじゃないのこの人ってぐらい怖い。(ヴィランにとって)

ラスト、BvSでは仲間なんて概念は微塵も無かったブルースが「友達を作る」なんて皮肉でも言えるようになったのは、クラークの影響が本当に強かったんだろうと感じました。

私がスプス好きなのもあり、正直スースクメンバーとかの活躍はどうでも良くて(脚本も微妙だったし)、全く登場しないスプスの事ばかり考えてしまった。(笑)

レトジョーカーは、これはこれで良いんじゃないかなと思いました。
予想よりハーレイにDVかましてなくて、ちょっと安心。
まあカットになったのかもしれないけど、あれぐらいで丁度良かったんじゃないかな。
割りと独占欲強めでハーレイを愛してる感じで、「あーあ」って感じで自分も薬液の中に飛び込んでハーレイを助ける所が良かった。
エキセントリックさでは、歴代のジョーカーの中でズバ抜けて一番なんじゃないかと思ったり。

ハーレイは、何処かの国で「セクシーすぎる」からって理由でヒップが修正されたらしいんだけど、日本版では無修正だったので良かったです(笑)

残念だったのは、カタナちゃんにもっと英語の台詞を・・・!ってところかな。
カタナちゃんを演じるかれんちゃんは、日本人だけど米国育ちなわけだし、日本人キャラクターとは言え、演技的に英語の台詞の方が絶対もっと良かっただろうになぁ
と感じてしまった。

DC作品は、良い演技を繰り出す俳優陣やキャラのビジュアル造りは最高なのに、いかんせん脚本や編集が杜撰すぎる傾向があり、今後の作風が非常に危惧される。

次作の『ワンダーウーマン』には期待したい・・・!
ガル・ガドット姐さんがあのテーマ曲に合わせて登場するショットは最高なんだよ・・・だから映画全体も最高に仕上げてくれ頼む・・・!

あ、あと、リック・フラッグ大佐が真のヒロインで笑った。(笑)
「俺も戦う!」って、可愛すぎか(笑)
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