決死部隊。
DCコミックの悪役たちが世界を救う物語だ。
アメリカ政府はヒーローだけでは解決できない問題を抱えていた。
そんな状況を打破するため、禁断の手段に手を出すことにした。
ベール・レイヴ刑務所に収監されている凶悪な犯罪者を召集し、最強部隊に仕立て上げることだった...。
ん~、期待していた作品だが悪党たちのワルさ加減がイマイチ。
悪党はもっと「悪党」として表現して欲しかった。
決死部隊の連中が、みんな普通に格好良く、普通にヒーローに見えてしまうのがマイナス。
タランティーノのキャラクタ構築を見習え。
また、いつの間にか仲間意識が芽生えて簡単に結束してしまったところもマイナス。
ドラゴンボールの悪役を見習え。
興業的にも、引くくらいの悪党だと問題があるのは分かるが、バランスよく演出するのが見せどころだろう。
あと、主要な事件の発端が、部隊の一員であるエンチャントレスの暴走であり、要するに首謀者アマンダ・ウォーラーの管理不行き届きだろう?ってところがマイナス。
また、主要なキャラクタが普通の人ってところも、本当にエンチャントレスの暴走を止められるのか?と思わせてしまうのでマイナス。
アクションシーンはそれなりに楽しめたんだけどなぁ。
でも、ハーレイ・クインの存在感と愛らしさ、心地よい色気は最高。
結局、彼女のための映画であり、彼女が居てこその物語なのだろう。
でもでも、彼女が最後には普通に「仲間」って言葉を言っちゃうのはマイナス。
峰不二子を見習え。
全体的に退屈はしないが、それほど心に残らない感じだった。
イマイチ...。
2017/07/08