回想シーンでご飯3杯いける

スーサイド・スクワッドの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)
1.3
マーベルのMCU作品がさほど好きではなく、DC映画には頑張って欲しいと思っている僕の目で見ても、何と言うか、映画としての体を成していないレベルの駄作。

悪党達で結成されたチームのメンバーを紹介していく冒頭から、超絶にテンポが悪い。明らかにキャラ立ち出来ていない小粒のメンバーも含めて、全員に時間を均等に与えてダラダラと紹介していく流れは、小学生が学年の最初にやる自己紹介レベル。この流れが終わるまでに30~40分程度を費やすので、この段階で既にだれてしまい、本編に対する興味を失ってしまう。

メリハリに乏しいストーリー、これまでのバットマンの世界観から外れるジョーカー像、実体感の無い敵キャラ(つまり倒しても爽快感が無い)等、全て映画の基本を踏み外してしまっている。

BGMにロックやEDMを導入したのは、DC映画としては新機軸だけど、Black Sabbath、AC/DCという流れを聞いて、「アイアンマン」と同じアーティストのチョイスでゲンナリ。DCにはプライドというものが無いのだろうか。