滝和也

図書館戦争 THE LAST MISSIONの滝和也のレビュー・感想・評価

図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年製作の映画)
4.0
世の中は、
悪意に満ちた言葉で
溢れている…

だが、それでも守りたい
自由があるんだ!

「図書館戦争 THE LAST MISSION」

メディア良化法による良化隊と言論・思想の自由を守る図書隊の検閲抗争は激化の一途を辿る…。その中、嘗ての図書隊であり文科省に現任する切れ者、手塚(松坂桃李)が暗躍。堂上(岡田准一)笠原(榮倉奈々)たちタスク・フォースに最大の危機が迫る!

うわ〜、これは好きな作品だわ(笑)この熱い展開を魅せられたら、やられちゃいますよね。最大の危機に次々と倒れていく隊員たち。決死の覚悟で守る笠原、堂上。正しきレジスタンスの力弱きもの達が、悪しき権力に対抗する構図。この展開大好きなんですよ…。

まるで宇宙戦艦ヤマトのさらば愛の戦士たちの構図、アクション並みの熱すぎる展開ですよ。岡田准一に都市帝国爆破の斉藤隊長の仁王立ちを見ましたよ。

松坂桃李に対して、断じて違う!って言いたくなるような(笑) とは言え、ライトノベルだからですかね…甘い部分は甘くて(笑)まぁ原作をよんでないのでなんとも言えませんが…。

アクションにおいても前作を遥かに超えてきています。図書館内におけるゲリラ戦は激しい戦争アクションの市街戦を見てるかのようでしたね。岡田准一のアクションの良さが見事に出てます。

無関心こそ、最大の悪。

前作で世間との描写の差、ズレを指摘したんですが、これを逆手に取ったかの様な、図書隊の存在意義を問うてくる展開は2作目に相応しく、巧みでした。松坂桃李の悪役も似合ってましたし。福士蒼汰との共演もあって、特撮ファンの私も満足でした。※松坂桃李は戦隊もののシンケンジャーのレッド、福士蒼汰は仮面ライダーフォーゼです(^^)

榮倉奈々様の可愛さは健在。実はかなり重いテーマが存在する作品を観客に見せる為に、このキャラは必要なんだなと納得しますし、これ身長が高くて身体能力高くて可愛いってあたり役過ぎる…。

展開からして、私のツボに入ってしまったので高得点(笑) それと実は…内容が私の仕事に絡んでるんです。本と自由、力あるものとの戦いって(笑)
滝和也

滝和也