このレビューはネタバレを含みます
うわー。思わせぶりって罪だなあ。
観終わったあとに、うわーうわーとなりました。
自分のせいだと思い込んで、言葉を封じ込めてしまったヒロイン。 見ててしんどいです。すべて父親のせいじゃん。なに子どものせいにしてるんだ、とはらたつし。
母親もそう。責めるべきは父親。そして、子どものせいにしている自分。
ラスト間近のシーンでも母親は自分のせいだと思っていなかったような発言。
はらたつー!
と、思いながら母親に感情移入すると、夫の不義を信じたくなかった。知らなきゃよかった。と思っていたんだろうな。
もしかしたら、気づいていたのに、勘違いにちがいないと思っていたかったのに、順の言葉で認めざるを得なくて苦しかったのかもしれない。当時まだ若かっただろうし。
しゃべらない順を見るたびに、記憶が呼び起こされて辛かったのかもしれない。
生活にも余裕がなかっただろうし、子どもとはいえ、他人を理解する余裕もなかったのかもしれない。
そんなふうに考えると、やはり根源は父親!不倫見つかって、いそいそ離婚とか許せん。しかも、子どものせいにしやがって!
そして、坂上。
絶対両想いって思うやん?
大樹の告白もいきなりやん?
仁藤は良い人だった。
地域ふれあい交流会で、順が来なかったのは嫌だ。
クラスメイトが言ったように、自己中だと思う。物語の演出上盛り上げようとしてるんだろうけど、途中登場。最後の自分の言いたいことだけ歌うってのは好きじゃない。
ここでも仁藤頑張ってた!こっちのが応援できる。
でも、高校生は青臭くていいな。戻りたいなあ。
言葉は人を傷つける。傷つけた言葉は二度と取り返せない。
でも、言葉にしなきゃ伝わらない。
確かにそうだな。
テーマは良かった!
あと、いざミュージカルをやろうとなった時にクラスメイトの中にこれならできる、と得意なことをフィーチャーするのも良かった。
実写版も観てみようっと。
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