もは

ビリー・エリオット ミュージカルライブ リトル・ダンサーのもはのレビュー・感想・評価

5.0
イギリスで舞台を観て即どハマりして、音源とこのDVDをループ、日本上陸で5回通ったミュージカル。(2020年公演も通いました)

マーガレットサッチャーが採算の取れない炭鉱を閉鎖する政策を決行している時代、炭鉱一筋の町でバレエダンサーを目指す少年ビリーと彼を取り巻く町の人々の話。

全てが良い。人生で1番泣いたし、笑ったし、感動した。

そんなミュージカルの10周年記念公演を映像化したのがこの映画です。
できたら生で舞台を見てほしいけど今はイギリスですらやってないので...
DVDの日本語字幕がちょっと意訳なところだけがたまにキズ...(英語が分かる方は出来るだけ英語で聞いてほしい。)(めちゃめちゃ北部訛りなので聞き取りづらさがすごいけど)

舞台で公演しているときは基本的にビリー役は3〜5人で回していて、この映画でビリー役をやってるのはエリオットハンナくん。当時のビリーの中で1番人気だったらしい。イケメン。

ビリー役はバレエはもちろん、タップダンス、アクロバット、そして歌と演技まで主役のクオリティを求められるので、何ヶ月もかけてレッスンをしながら決められるそう。
3時間の公演のうち2時間半は舞台上にいるっていうから体力も必要。
スパイダーマンのトムホランドも実はビリー出身で、あの身体能力はビリーの経験も活きてるんじゃないかと思う。

そしてこの記念公演の見どころは、ビリーが将来バレエダンサーになった自分を想像するシーンに登場する、大人になったビリー役が初演でビリーを演じたリアムムーアさんということ...!!!!

リアムさんは実際にバレエ団でプロのバレエダンサーとして活躍してるというのが役と被ってファンにはアツすぎる配役。



ストーリーも誰が観ても共感できるものだと思う。
ただのビリーのサクセスストーリーではなく、ビリーの父や兄、おばあちゃん、親友のマイケル、バレエの先生、バレエ教室の友達、炭鉱夫の人々、警察官、みんなの気持ちが見える描写があるので、絶対だれかを応援する気持ちになれる。


さらに音楽はエルトンジョン作曲で耳に残る曲ばかり。
ミュージカルですが、語るように歌うのでミュージカルが苦手な方も割といけると思う。
上手く言葉にできないけど歌を聞かせるために歌うというよりストーリーを進めるための音楽という感じなので歌唱シーンが長くて飽きるみたいなのも少ない気がする。
歌だけでなくダンスも多いし。

個人的に好きなキャラクターは親友のマイケルなので、鑑賞の際はマイケルに注目してみてください。
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