ドルフィンキック

はなちゃんのみそ汁のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

はなちゃんのみそ汁(2015年製作の映画)
5.0
お味噌汁のように、温かくて、とても良い作品でした。
病気と闘いながら、広末涼子さん演じるヒロインが、愛する幼い娘に、料理や家事の大切さを教えて、みそ汁の作り方を、伝授するお話。
病気になっても、くじけずに、明るくて、前向きな、広末涼子さんの姿、そして、その家族の絆に、とても感動しました。
家族三人、それぞれ、好演されていて、旦那役の滝藤賢一さんは、コミカルな演技に、クスッと来たし、広末涼子さんは、相変わらずの安定感だし、娘さんを演じた子役の女の子の演技も、自然体なので、広末涼子さんと子役の女の子の会話(セリフ)のやり取りが、演技と言うよりも、日常の自然の会話みたいで、ほっこりしました♪
全体的に、明るい作品だったので、闘病物の作品ならではの、悲壮感が、漂ったり、暗さは、それほど、感じなかったのですが、でも、終盤からの展開は、さすがに、涙が止まりませんでした。
それから、広末涼子さんの「私はツイていた」って言う言葉が、胸に沁みました。
「私はツイていた」、とても素敵な言葉だと思います。
どんなことが、あっても「私はツイていた」と言える彼女の心の強さに、感心しました。
本作を見終って、毎日、健康で、平和に、普通に、過ごせることの有りがたさや心の強さの大切さ、色々なことを学ばせて頂ける良作でした。
なので、見て、とても良かったと思います♪
本作は、作り話のお涙頂戴系の作品ではなくて、実話をベースにした、感動的な作品だったので、低い評価は出来ません。
あと、 一青窈さんが、書き下ろした主題歌の「満点星」も、優しくて、泣ける曲だったので、心に染み入りました♪