リッジスカイウォーカー

はなちゃんのみそ汁のリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

はなちゃんのみそ汁(2015年製作の映画)
3.9
病気は誰にでも突然やってきます。
健康で生活できていること。
ただ子どもが動いているのを見るだけで幸せ。
これは本当にそうですね。
ただ毎日を健やかに過ごせること。
これに代わる幸せはないなーと思います。

子役の女の子が自然でとてもいい。
演じてる感じがしないんですよね。

それがまた現実感を出していて、身近な物語であることを肌で感じられます。

生きる力を身につける、お母さんから子どもへのプレゼント。
生きることは食べることですからね。
エネルギーがなきゃ何もできない。
それをしっかりと、時には厳しく、楽しみながら伝えていたお母さん。
素晴らしいです。

また子どもが生きる糧になる。
これもホントそうですね。
家族のことを考えるから、不思議な力が生まれるんですよね。

孤独は人を弱めますよね…。

映画全編優しさに溢れていて、とても良かった。自然と悲しくなるわけだけど、極力、極力重くならないように、努めて明るく、朗らかに締めくくられていたのも良かった。

今はなちゃんが何を思って生きているか、とても気になります。

あれだけ愛情がいっばい注がれていたら、笑顔で毎日を過ごしているだろうなぁー。