イロイロ ぬくもりの記憶の作品情報・感想・評価・動画配信

「イロイロ ぬくもりの記憶」に投稿された感想・評価

出たー!
ドタイプの映画!

そもそも子供が出ている映画が好きなんだけど、それにノスタルジーなども加わり、最高の雰囲気に仕上がっている。

途中展開が早かったり、めちゃくちゃ作り込まれてる設定に一部謎の甘さがあったり(自分が見落としている…?)はするけど、それでも心の奥を掴んで離さない、切なくて、悲しくて、でも温かい作品。

髪を切るところなんかは最高。
国ならではの異文化を味わえるところも良い。

また久しぶりに海外旅したくなった。
hii

hiiの感想・評価

3.5
イメージしてる華やかで綺麗なシンガポールとは違って、リアルな世界。家の階級にもよるのかもしれないけれど。メイドを雇うという文化もメイドに対する扱いもそういうものなのか、と思わさせられる。そんな中で、最初はツンとしていた息子がメイドのテリーと心を通わせていく姿は見ていてほっこりした。
この家、いつ何が起こるかわからないハラハラさがあって雰囲気はいつも暗く、お母さんは妊娠中だがいつもピリピリしている。お父さんは仕事がうまくいかない。母の息子に対する態度も色々な想いあっての行動なのか。テリーに任せてはいるけれど、テリーになついたらなついたで寂しくなる母の心境も複雑。
ひよこをプレゼントしたりとか、謎も多くて、意外とこの作品ひとつひとつのシーンに意味をもたせてあるような気がして、ある意味伏線が多い。だからこそ安心できないというか常に何か起こってるし、次は何があるのだろうと思う。最後まで予想外で読めなかった。
c

cの感想・評価

4.5
日々の生活に手一杯で(両親に自覚があるのかわからないけど)息子のことをちゃんと気にかけて向き合ってあげる時間がない。親子の間で、夫婦の間で、家族の間で、心に余裕のある状態でゆっくりとコミュニケーションすることがない。だから観ていてずっとしんどかった。だけど、家族もテリーも、複雑な感情や問題を抱えながら日々を生きているひとりの人間として、また不況の影響を受けながら生活する家族の姿として、豊かに丁寧に描かれており、人間へのやさしい眼差しを感じる誠実な作りがとてもよかった。

学校でも家でも問題児扱いのジャールーが初めは反抗しながらも少しずつテリーに心を開いていく様子がすごくいい。2人が楽しそうにしている場面だけ、ふっと息をつくことができた。ちょっかい出して、笑い合って、じゃれ合う。気にかけてほしい大人に見てもらえず叱られてばかりだった頃、彼女がくれた心の安らぎは、大人になっても忘れられないぬくもりだったんだろうね。(監督の子供時代の体験が元になっていて、英題「ILO ILO」はメイドの出身フィリピンのイロイロ市からつけたらしい)
問題児のバカ息子にお手上げ状態の妊婦母、インドネシア人のメイドテリーを雇うことにする。宝石類を鍵付きタンスに隠し、逃げないようにパスポート取りあげる。使うコップをどっちの色にするかとテリーに聞き「赤」と答えるが割れない青ねと意見を無視(だったら聞くなや…)会社ではリストラ書類作成。
父は簡単に割れる全く強化されていない強化ガラスの会社をリストラされ就活、勿論家族には秘密にしている。喫煙も秘密、株で失敗も秘密、秘密だらけの父さん。
バカ息子はたまごっちに夢中、テリーに嫌がらせ攻撃し困らせるが、事故って腕骨折。結果テリーを頼る。
家族+テリー、車でおばあちゃんの誕生会へ→車中、タピオカティーの会社を起業しようかなと父→母、無理だよ→喧嘩勃発→息子、後部座席でたまごっちピコピコ→父、クソたまごっち!取りあげ外へぶん投げる→たまごっち死亡により喧嘩収まる→会場到着→メイドの席ねぇな、外の席で食べろよな親戚と母→父、テリーに謝る(たまごっちぶん投げ死亡させたが普段はテリーに気を使う優しい父なのです…)→母、なんで謝るんだよ!→息子、テリーの席へ移動→自分のフカヒレスープをテリーに→父泥酔、トイレで爆睡…
お次は息子の誕生会、テリーカメラマンは家族写真撮る。オラ、テリーと写真撮りたいと息子、父が写真を撮る。すっかり仲良し楽しそうな姿に嫉妬なのか母、強制終了。誕プレは貯金とたまごっちぶん投げてごめんねの…まさかの…マジもんのひよこ(笑)そして、ひよこの横でフライドチキンを食らうサイコパス家族。父が母に内緒で吸っているタバコを見つけ好奇心で吸う息子→やべぇ、不味いぜ→トイレに捨てるが流さず→母に見つかる→テリーを問い詰める→父、吸ったのは俺だ!庇う。テリーは息子の仕業と分かり説教。父は内緒の喫煙から株で大失敗を告白…
絶望の母は怪しい自己開発セミナーにハマり、騙され金を失う。息子はテリーのことでクラスメイトと喧嘩、怪我をさせ全校生徒の前で公開お仕置の刑を受ける。
もう金がねぇのでテリーは解雇される。テリーと離れたくない息子、日々ロトの当選番号を記録し研究に研究を重ねた1等当選の法則(お仕置から逃れるために1回先生に教え見事1等的中)で一攫千金を!…見事に!…外れました…涙のタクシー、病院の廊下、テリーがいつも聞いていた曲…
思っていたよりせつない話でした。
途中飛び降り自殺を目撃したテリーの腕にリスカの跡ありでしたが、そのことには触れず謎のまま終わってしまった…あとチキンばっか食ってる家庭の誕プレがひよこってのがなかなかシュールでした。あんなに喜んでたまごっちの代わりに飼育したのに…ニワトリに成長し1羽ずつ消えていくホラー(笑)最後1羽になっていたがあれも食われたな…
母はマタニティーブルーなのかよう分からんが…嫉妬するならもう少し息子構ってやれ~
アンソニーチェン監督、長編初監督作。

大傑作だと個人的に思った

少年時代の風景、家政婦との記憶。金融危機などの社会背景。両親の不和。ILOILOとは監督の小さい頃にいた家政婦の故郷の名前。

これまた非常に個人的で実感のこもった作品。

シンガポールでは家政婦を雇うことは一般的らしい。少年時代の家政婦との記憶、というのはキュアロンの「ROMA」とシンクロする。

ラストの少年の横顔はどこか大人びていた。

アンソニーチェン、是枝裕和、侯孝賢、エドワードヤン、キアロスタミ、ケンローチ
個人的で普遍的な映画を作る人たち。
YuiK

YuiKの感想・評価

3.0
メイドなぁ、、
お母さんがもっと意地悪する話かとおもった
子育てに仕事に妊娠。余裕のないときに優しさを失ってしまうのはわかります。
メイドは子供の世話が仕事だから、その分ちょっとだけふざけあう余裕があるのも、保育士としてわかるなぁ。

あと、他人だからこそ、っていうのもあるんですよね。
みんなが各々たどたどしく生きていて、頑張っても上手くいくばかりじゃない。

よく映画みたいな人生っていうけど、これは人生みたいな映画です。
みかん

みかんの感想・評価

3.5
シンガポールの中華系家族とフィリピン人のメイドの物語。HDBの家とか、車から見えるイーストコーストの風景とか、ラッキープラザとかザ・シンガポールな感じで良い。メイドのいる生活って日本だと馴染みがないけど、雇い主の家族との微妙な距離感とか、母国の家族とのやり取りとか複雑な心情が描かれていてよかった。
初シンガポール映画。邦画の感覚で見れた。ほんわか好き。
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