記録。
ジョン・レノンも愛したカルトムービー。
カルト映画の金字塔などと形容される伝説の作品であるホドロフスキーの代表作。選ばれし者のみが楽しめる、そんな作品。
冒頭、というかジャケ写の時点で黒装束の男(エルトポ)と何故かフルチンの子供でいきなり面食らう。演じるのはホドロフスキーとその息子。
そっかー、息子と共に行脚するロードムービー的な話なのかーと思いきや、序盤で息子を捨てて女と2人旅を始める超展開(笑)
4人のガンマンを倒し最強の称号を手に入れる展開になるのだけど、最後の戦いあたりの哲学めいたメッセージで若干混乱。それでもこの辺まではついていけてた…気がする。
そして斜め上にも程がある後半戦…ここからはついて行こうとするのをやめました…。
とにかく、終始「え、何?」「何これ」な描写が多い作品。奇天烈&シュールの連続で仰け反りそうになる。その意味では今までに無い鑑賞経験だったような気はする。
とはいえ本作を素晴らしいと思えたかは別問題。僕は選ばれし者ではなかった。これは僕にとって観るべき作品では無かったのだろう。