余熱

エル・トポの余熱のレビュー・感想・評価

エル・トポ(1970年製作の映画)
4.5
1年ぶりに再鑑賞。 初めて見た時は意味がわからなくてとにかく眠くてつまらなかった。
1年間いろんな映画を見てから見ると、面白いカットが多くて見飽きなかった。謎の建造物や謎の小道具、蛇が出てきそうな音楽、どれもが魅力的で良かった。すごく新鮮で圧倒された。
始まり方がめちゃくちゃいい。土に埋まった母親の写真と地平線に消えていく親子が良すぎる。砂の中に埋まって寝るシーン好き。
ペンキみたいな血の海がホドロフスキーだなって思った。モブキャラの鼻につく笑い方も監督っぽかった。第2部の大道芸のシーンは監督のパントマイムにのめりこんでいて経験とかも関係あるのかな。純粋無垢な子供が清々しくぶち殺されるの爆笑しちゃうからやめて欲しい。
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