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ピエロがお前を嘲笑うのPOPCORNのレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
3.4
知らない世界…
時に映画好きは無性にそんな世界を映画を通して知りたがる。恐ろしい人達の世界だったり、闘いの世界、精神世界、オカルトな世界だったりと、知りたい欲は尽きない。
今作は、そんな中でも知らなかったハッカーの世界。
アノニマスやラルズセックぐらいの名前を聞いたことだけはありましが…なら〝ウィキリークス″の創設者を描いた映画『フィフス・エステート』にも繋がりますね。ま、それはさておき、主人公ベンヤミンのセリフ「人は望めば何にでもなれる、僕らは透明だ。ハッキングはトリックなんだ」の如く、仮想現実と現実世界との場面設定を明確に差別化したり、セリフもいちいちオシャレだったり、時間軸を早送りしたり早戻ししたり、巧みに編集されていて…その中でも観る者を欺く手法として、ハッキング=トリックいう設定は圧巻でした。その味付けにラストは思わずニヤッとしてしまう。サントラ音楽もキャスティングが秀逸で、耳でも楽しめる作品です。
騙されるか、騙されないかによって評価は分かれるものでしょうが、そこはやはり騙される方向で観れば、きっとニヤッとしてしまう作品です。

ニヤッとは私にとってはネタバレだったので、割愛いたします。観て感じてください(*^^*)

ストーリーは…
前代未聞のハッキング事件を起こし、さらに殺人容疑を掛けられたハッカーのベンヤミン〝フー・アム・アイ″(トム・シリング)が警察に出頭し取調べを受けるところから物語が始まります。ハッカー集団「CLAY」の一員として、様々な犯罪=ハッキングを行い、結果他のハッカー達から狙われ、警察に駆け込み証人保護プログラムを要求するのですが…なぜそんなことになったのか…

2016_#1
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