ちろる

ピエロがお前を嘲笑うのちろるのレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
3.9
途中、なんか中だるみのようになったけど、ラストの追い上げのどんでん返し、全然気がつけなくて不気味なピエロの天才ハッカー達に見事嘲笑われました。

そう、確かに人は見たいものだけ見るのかもしれない。
1つのことで勝手に推測して、仮説を立ててしまう、そうであって欲しいという想定の元物事を見てしまう。

サイバー攻撃だか、ハッキングだかそういったことの知識に疎いもので、途中の専門用語がちんぷんかんぷんでしたが、そんな私にも集中してればストーリーの流れは問題なく理解できる作りになっています。

現実と、ネット仮想現実の映像表現も分かりやすくて嫌いじゃない。
ドイツの映画に欠かせないテクノサウンドのクラブシーンも出てきて夜がメインの真っ暗な世界観も映画全体をクールに仕上げていたし映像綺麗です。

主人公の印象がオープニングとラストでここまで全く違うように映るのも珍しい。
そういう意味では主演のトム シリングは適役でしたが、1つだけ言わせてもらえるなら、マリ役をもっと魅力的な女の子にしてくれたら良かったのに、、、とそこは消化不良。
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