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ピエロがお前を嘲笑うの655321のレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
3.1
通称Who Am Iことベンヤミンは、ユーロポールの捜査官ハンネに語り出す…。
「これは僕の物語。」と。

きっと誰もが『ユージュアル・サスペクツ』を連想するこの始まり。
“マインドファックムービー”の謳い文句。
部屋に飾られる『ファイト・クラブ』のポスター。

むむむ。負けてなるものか。
どうもこういう映画には目が血走ってしまう。
そして大抵こちらが力み過ぎて空回りしてしまう。
正直、個人的には今作も例に漏れず…と言いたいところ。
だって結構ガバガバな所があるし、よくわからない演出もある。

最終盤のシーン。
車の外に仮面を被った人がいる。
時間にして1秒程度だし、ピントも合っていないけど確かにいる。
そういう説明のないシーンがいくつかある。

この映画は捜査官ハイネにとってだけでなく、私たち観客に対しても“信頼できない語り手”なのだ。
そう、この映画は「僕の物語」を紡いでいくことが出来る。