このレビューはネタバレを含みます
悪銭身に…?
イタリアの社会問題にコメディ的路線から詰めよった作品! 実は3部作の1作目。だけど、初劇場は2作目に当たる10人の教授たち。辛辣かもしれないけど配給会社はアホなの?
クビになって嘘ついて…のくだりは悲惨すぎて何も笑えないが、さぁ教授を集めようぜ、ってなるとなかなか面白い。
偏屈な教授をキャラ立てのために徹底的に偏屈に描き切っていく様は最高だ。
一見落着に思える今作だがなんとなく消化不良だ。
というのも、悪銭身につかずで元の生活に戻るのはいいにしても、主人公の本質が何も改善されていないからだ。
だからなんというか釈然としない終わり方なんだよね。ほぼほぼバッドエンドだし。