叡福寺清子

いつだってやめられる 7人の危ない教授たちの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

2.8
冒頭の曲,えーっと誰だっけ.ここまで出かかってるのにぃ.気になるぅ.こーゆーのを放置してちゃんと思い出さないと,痴呆が加速するんだよな.えーっとえーっと.となって視聴後20分後やっと思い出しました.オフスプリングです.こんばんわ三遊亭呼延灼です.
学者ってのも大変ですね.頭の良さだけじゃ渡って行けないんですから.もっとも政治力が実力よかモノを言うのは落語協会も同じですかね.じゃなきゃ,林家んところの童貫が幹事なんぞになれるわけがねぇんでげすよ.で色んな理由(たいていは人の良さ)で干された学者さん達が脱法ドラッグで一儲けするお話.イタリア版ブレイキング・バッドでございます.とにかく全員よく喋る.学者さんじゃなくって,ジャリのマウリツィオやピエトロの彼女さんまで,とにかく喋る.そりゃ武漢肺炎も流行りますって.
気になったのは色づかい.クレヨンもしくはクレパス調と言ったほうがよろしいのでしょうか.ぼやけた感じの原色に慣れるのに苦慮いたしました.イタリアだけの近過去風味にしたかったのでしょうか.ちょっと意図が不明でした.
イタリアといえば美女ですが,本作の出てくる女性でイタリア系はジュリア一人.あとはロシアだったりロマだったり.これも昨今の移民流入を反映した結果でしょうか.そういやぁ学者達の雇用主がインド人だったり中国人だったりで,イタリア人が貧困というのも現代の状況を反映しておるのでしょうなぁ.
あとアレはなんですか.パーティーのゲートに書かれた謎のカタカナ「ソウスリャナンデモ キープイットグリージー」って.Keep it greasyってザッパの曲は知りませんでしたが,意味は「いつもしっとり」って事だそうです.ますますわからんです.恐らく字面だけで選んだんだと思いますが.IMDBのトリビアにも記載項目ありませんでした.
引き続き残り二本.消化したいと存じます.