アクション俳優ドニー・イェンが主演とアクション監督を兼ね、潜入捜査官に扮して黒社会のワル達と壮絶なバトルを繰り広げるアクション映画。
ドニーさんの潜入捜査官物ということでガチガチ硬派なハードアクションを期待していたのですが、蓋を開けてみたらソフトなコメディ要素ありラブロマンスありでドタバタしていてちょっと思っていたのと違い残念でした。
まぁ…いつもとちがうチャラい感じのドニーさんを観れる貴重な映画だとも思いますけど。
ヒロインを演じたジン・ティエンさんが非常に可愛らしくて、ヒロイン登場以来は彼女ばかり注視していたので、個人的にはドニーさんの印象が薄いですw
「ポリスストーリー レジェンド」にも出演してたそうですが、あっちではそんなに印象には残らなかったんですけどね。
アクションもドニーさんに負けじと頑張っています。華奢なので打撃の重さのようなものは感じませんが、しなやかさを前面に出したアクションは見物です。
もちろんドニーさんのアクションは健在でこの作品ではカンフーと総合格闘技を組み合わせたような実戦的な格闘アクションを見せてくれますが、キレが抜群で見応えがあります。
格闘アクション中心ですがラスト近くのカーアクションも迫力があって良かったです。
ノリが全体的に軽いのとストーリーが整っておらずごちゃごちゃした感じは個人的には残念ですね。
軽い部分とシリアスな部分のバランスがどうもよくない感じです。
展開としても単純で捻りも物足りないです。
最後はいつの間にかサクセスストーリーみたくなっているのは笑ってしまいましたw
あんなに心通じあったヒロインが目の前で車から落ちてんのに完全スルーする主人公に「彼女を助けましょうよ!」と思ってしまったりするツッコミ所も多々あります(^o^;)
色々言ってみたものの、たまにはこういうノリのアクション作のドニーさんも良いのかも知れません。
