今作のドニー・イェンはMMA的なファイトスタイルなのでフックを多用していて、縦拳での直突きや肘がメインの詠春拳とは全然印象が違う。
冒頭で露骨に猪木アリ状態になることで、イップ・マンとは違うよっていうことが端的にわかるようになっていた。
三角絞めの極まりが浅い→一旦腕ひしぎのフェイント→改めて三角、の流れ等、本当の試合でもありそうな展開が良かった。
そもそもこんなゴツい身体だったっけ?びっくりした。
ジン・ティエンは細すぎる気がするけど、チンピラ相手に耳を攻めたり飛びついてスリーパーしたりと、フィジカルでどうしても劣る女性が男と戦うにはこうするしかないだろうなと思わせる説得力はあった。あとすんげえ可愛い。無類のキティちゃん好きという直球のギャップ萌え要素には笑った。
ストーリーは粗いけどハナから期待してないので大丈夫でーす。