このレビューはネタバレを含みます
広島に行った後だったので戦争のことをもっと知りたくなって見た。
切腹って「天皇がするなと言ったからしてないんだろう」と思っていた。戦争は大切な家族も時間も全て奪い、奪われた人達は引くに引けなくなる。阿南さんはそうした思いを汲まずにはいられない人だったんだろうな。
奥さんの、自決を悟りながらも知らないフリをしていたのに、阿南さんがずっと知りたかった息子の今際の際を知って夜通し歩き、思いを達することが出来なくとも遺体に優しく語る姿は武士の妻だと感じた。
同時にOslo、この世界の片隅にを観て、月並みだけど強く戦争は初めてはならないものなんだと思った。