改憲にしても天皇制にしても戦後補償にしても、歴史を知らなければそれが一体何であるのか理解し得ないよな…という心境にこの歳になって到り。
映画はイメージ把握の一助でしかないし、この映画は終戦の一点のみを描いたものだけれど。
この作品で描かれているドラマについて言えば、とても丁寧に作られているところが好き。
キャラクターとしては、文官なりに文官の戦いをする内閣書記官長が好き。
花組芝居と前進座など、一時期追いかけていた劇団の役者さんたちが出ていたのも、ちょっと嬉しかった。
後日追記。
とにかく昭和天皇と鈴木貫太郎と阿南陸相がかっこいい。
史実はこんなにかっこよかったわけではないだろうと思いつつ、同じ俳優でも他の役ではこのかっこよさは見られないだろうから、これが映画の醍醐味でもあり、罪でもあるんだろうなあと思ったり。