おんちゃん

日本のいちばん長い日のおんちゃんのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)
4.1
1945年、太平洋戦争も佳境に入り
連合国と大日本帝国の戦力が大きく開き
日本の立場が危うくなってきていた。
その時期に77歳の“鈴木貫太郎”(山崎努)に
“昭和天皇”(本木雅弘)の強い要望もあり、
高齢で身体も老いを感じながらも
内閣総理大臣に就任する。
日夜、空爆を受け多くの国民達が苦しんでいる
そんなある日、連合国軍から日本に対し
無条件降伏のポツダム宣言を受諾するようにと
通告が届く。それに対し“阿南惟幾”(役所広司)を
始めとする陸軍は日本はまだ負けていないと信じ
本土決戦に持ち込むべきだと主張。
結論が出ないまま、議論が続いていく中
長崎に原爆が投下される。。。


学生時代に習っていた歴史の授業を
より深堀して知ることが出来ました。
ポツダム宣言を受諾するまでの
日本の苦悩や葛藤の中で受諾したことが
凄くリアルに感じられました。
ポツダム宣言受諾派と本土決戦肯定派の
日本国内での暗殺であったりと
当時の日本の情勢が出ており、出演してる
俳優さんの演技力に圧倒されました。
もうこれでもかってくらいに名俳優を
かき集めた作品で、その場の緊張感みたいな
ものがビンビン伝わってきました。

現代の日本は先人の犠牲の元に成り立っている
国だということを強く刻み込み
戦争というものは人をおかしくさせる
出来事であると改めて痛感させられました。
終戦の日にぜひ見たい作品です。
おんちゃん

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