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シチズンフォー スノーデンの暴露のmhのレビュー・感想・評価

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オリバーストーン監督の「スノーデン」と似たようなものだと思って再生したら、こっちのほうはスノーデンの告発をリアルタイムで撮影していたガチのドキュメンタリーでびっくり。
正義感で動いてること、非があるのはアメリカNASであることがはっきりしてていいね。
終盤、公権力から圧力をかけられて、HDDを破壊するDIYの絵作りすごい。ディストピア感をエピソードにして見せた手腕がすごい。
英語版Wikipediaには、この映画の撮影素材を守るために講じられた、スパイさながらの対策の数々も掲載されててすごい。表向きはスノーデンの告発が題材だけど、映画制作でも同じ構造をなぞってる。
スノーデンの決意に匹敵する、監督の熱意も存在しているのだった。そのせいなのかどうなのか、オリバーストーンのほうでは欠落している、神性(マジック)が宿っているように思った。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットより、本人のほうがかっこいい。余計な演出がないのも良かった。
ローラ・ポイトラスという女性ドキュメンタリー作家が監督をされてるんだけど、最新作でベネチア獲ってる。金獅子賞に輝いたドキュメンタリー作品は二作目とのこと。題材は製薬会社主導の麻薬禍――オピオイド鎮痛薬!これは絶対見たい。はよ公開してほしい。
面白かった!
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