おだまき

パリよ、永遠にのおだまきのレビュー・感想・評価

パリよ、永遠に(2014年製作の映画)
3.4
第二次世界大戦中終盤のフランス·パリ。ドイツ軍司令官は、戦略とは無関係のパリを壊滅させ、建造物を爆破するよう命令を受ける。パリ育ちのスウェーデン総領事は、美しいパリの街を守るため、司令官を説得しに拠点へ赴くが···。


史実なので結果は分かっているけれど、最後までハラハラしながら観ていました。司令官と総領事の二人芝居にも関わらず、最後まで緊張が途切れなかったです。上映時間もほどよい感じ。

演劇を観ている感覚と近いなーと思ったら、戯曲を元にした作品と知り納得。登場人物との距離が観劇の時より近いため、ちょっとした表情の変化や動きから2人の心情変化が感じ取れた気がしてよかったです。


"何かを成し遂げること"は素晴らしいことですが、同じくらい"悲劇や危機を回避すること"は難しく素晴らしいことだと思います。ただ後者は気づかれにくく、評価されづらいです。この映画をきっかけに知ることが出来てよかったです。

様々な映画でパリの街並みが出る度にお洒落な街だな~!行ってみたいな~!と思います。美しい街並みが守られて本当によかった。

2021-22
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