テレビ版を見ていないので、多少的外れなレビューになるかもだが、そういう人もいるだろうとお許しください。
最近見たどんな映画よりもシュールだった。
それはもう本当に。
そもそもこれを映画と言ってしまっていいのかわからない。
見ていて、常にリアルとフィクションが交差し、テレビのバラエティ番組を見ているのか、ドキュメントを見ているのか、モキュメンタリーを見ているのか、頭が少しこんがらがっていく。
もちろん理性ではただのバラエティ番組だとわかっているはずなのだが、製作者側は常にそう感じさせない、リアルなドキュメントだよと囁いてくる反則的な手法、演出をとってくるのだ。
始まって10分で、どういうオチかまで読めた。
普通に考えると、完全に初めから哲也とゆい中心で、途中で小田部が、最後に哲也が○○○○とこまで、全部脚本で細かく決まってるよね。
台詞まで決めると不自然になるので、この場面では大体こういう感じで、という指導なのだろう。
島袋に至っては何故出てきたのか意味不明だし。
バスケの人はいるのかわからないレベル。
何故他の人のエピソードを入れない?普通に手抜きだと思う。
こんな扱いするのなら、出てくる意味がないような。
これはバスケの人と誰かをくっつけようとして、化学反応が起きなかったので放置したということなのかもしれないが。
脚本はわかりやすいのは良いが、その他の扱いなど含めて酷過ぎる。
映画というものは、あくまでもフィクションだと理解して見る前提なのだが、それを覆そうとしてる時点である意味、いや悪い意味?笑で本当に画期的な作品だと思う。
主演のヒロインやデザイナー志望の子は、小悪魔や年下のませた子を素晴らしく演じきっていた。
こういう子いるよなあ、と思った時点でこちらの負けなのかもしれない。
演技力があるようには見えないのに、演じ切れるのは素に近いからなのだろうか。
そういう意味では素晴らしい演出力なのだと言える。
いや、ひよっとしてみんな凄い演技力あるのか?
制作の裏側ばかり考えながら見てしまったよ…
というか、リアリティショウを映画にするとか誰が考えたんだよ…
評価しずらいわ!
真面目にレビューする方がきっとおかしいんやな(笑)