時給200円でもいいのです
私達も 陽の当たる社会で
生きたい
人生色々...
生きていれば 大なり小なり
何かしら心に抱え込んでる
荷物がある
この作品は それを優しく
溶かしてくれるような
温かさがある
だから多くの人の心に
響くのだろうなぁ
・
テーマ、脚本、演出、音楽等
どこをとっても素晴らしく
樹木希林さんの演じる徳江さんは
もはやこれは演技なのかと疑う程
自然体過ぎた
・
風に揺れる木に手を振り
小豆を見つめ 語りかけ
応援する姿
光を遮るシャッターが嫌で
開けてみたらさぁ大変
不自由な手で
困りながらも嬉しそうに生地を焼いて
焦げたどら焼きすら愛しい
・
セリフのひとつひとつ
全てのものに寄り添うような
優しさがあって
ユーモアがあって
悲しい過去も包み込むような笑顔と
生きる事にひたむきな姿に
胸熱そして涙腺崩壊
それに呼応するような
永瀬さんの演技も素晴らしい
・
徳江さんの抱えるハンセン病と
それに伴う偏見.差別は
決して軽く扱えるものでは無い
だからこそ そこから芽生える
"生きる意味"というテーマが
より強く 心に訴えかけてくる