とにかく樹木希林がすごい。
樹木希林なんて大スターは普段良い暮らししてるだろうに、あんなおばあちゃんを本当に生きているように演じていた。
樹木希林がセリフを作ってるんじゃないかと思うほど自然だった。
ああいうおばあちゃん、駅前にゴロゴロ歩いてる。
最初はそんな感じですごーいって思って観てたけど、だんだんとハンセン病が出てきたり人権学習ビデオのようになっていく。
東村山市民のために作られたような映画。
ハンセン病なんて、東村山市民しかわからないんじゃないかな。
小学校の地域学習でハンセン病は習ったけど、当時はなんでこんなことを学ばなくちゃいけないのかと思ってた。
実際、全生園にも見学に行った。
小学生だったこともあり障害について本気で学ぶことが恥ずかしい風潮もあった。
だがこの映画を観て、やはり地域を知るということは、後の自分の人生において何か大切なのものを残す重要なことだと思った。
何か、は、私にとっては、アイデンティティというか、核になってるものなのかな。
原作者はなんでハンセン病を知ったのだろうか。東村山市民なのか?と思ったが、らい予防病を知って、そこから興味を持ったという。
まさに東村山市でしかできない映画だった。
幼少期一時期ちょっと離れたとこに住んでたのでロケ地丸わかり。
まだあそこらへん変わってないのかな。
東村山市よかったね、良い映画撮ってもらえて。