途中からずっと泣いていたような…。
樹木希林さんの演技ももちろんですが、
河瀬さんの脚本が素晴らしかったと思う。
しっとりと進む物語、セリフのない時間も多いのに
画面から目を離せない。
シンプルに生きることは難しい。
脚色、装飾、セリフを削り落とした映画、映像。
樹木希林さんが最後に、息をしている木に寄り添うシーンは
樹木希林さん自身が提案したカットだったそう。
本当に素敵な顔をしている。
ラストシーン、主人公がはじめて大声をあげるのが気持ちよい。
美味しいどらやきが食べたい。
丁寧に作られたごはんがたべたい。
心のこもった文章をよみたい。
魂のこもった芸術に触れたい。
美しい映画を観たい。
やり残すことたくさんあるんだろうなあ。
でもなんかいいねえ。