目黒シネマにて万引き家族との二本立てで鑑賞。
希林さんが何より存在感を放っていて素晴らしい。
万引き家族でも出演していた希林さんと比較してみて、もちろん役柄が異なるので演じ分けているけれど希林さんはいつ何時でも希林さんらしさがある。
間の置き方なのか
声のトーンや抑揚なのか
彼女の醸し出す空気感といえば良いのかな。
ハンセン病は過去の病と思っていたけれど、今でも病との戦いを強いられ、社会の目に苦しめられている人たちがいることを知らせてくれる。
思えばユダヤ人や同性愛カップルとかならアメリカとかで出会ったことはあるけれども、ハンセン病を患った人には一度も会ったことがない。
自分の人との出会いがまだまだ少ないことと視野が狭いことも思い知らされる。
どら焼きの餡を作る過程も見ていて、とても面白かった。
料理って不思議だよね。
とても静かに、普通の町の一角で商いされてるどら焼き屋さんの日常だけれど、不思議と引き込まれる好きな作品だった。
偏見で邦画を全く見ない僕だけど、現在進行形で少しずつ邦画の良さを教えてけれる作品があって感謝。