このレビューはネタバレを含みます
怒りという感情はどこからくるのだろうと調べたところ
「満たされていない魂の叫び」
というのが胸に落ちてきた
3人の男の共通点は見た目だけではなく、どこか自分なんか、、、と思っているという自己否定、自尊心の無さだと思った
だからこそみんな愛を求めていた
こんな自分だから愛してほしいと思っていた
最初は単なるサイコパスだと考えていた田中も、泉ちゃん、達也に出会って変われるかもしれないと思った思えたはずなのに事件からそのトリガーが外れてしまう 結局自分は自分のままだという『怒り』そして満たされない心の叫び、
怒りは一体誰にぶつければいいの、分からないから叫ぶしかない分からないから信じたい分からないから愛したい分からないから愛されたい大切にしたい大切にされたい
色んな怒りの形
余談
話はその内容とは裏腹にライティングがとても綺麗だった
夕暮れで話す直人と勇馬の愛しくて暖かい光に包まれる二人に胸が痛くなった