ランスルー増田

怒りのランスルー増田のネタバレレビュー・内容・結末

怒り(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

信じていた人に裏切られたら悲しい。
また常に懐疑的で、愛する人ですら信じられなくなる自分を悟った瞬間、それ以上に名状し難い悲しさを覚える思う。

人は誰しもミステリアスな部分を秘めているし、それら全てを知るなんて家族間でも不可能ですよね。

洋平が姪に「おじさんはどこかで愛子なんかが幸せになれるはずがない、愛子を好きになるような男はろくでもないに違いないと思ってるんじゃないの?」と指摘されたシーンが凄く良かった。核心をついてる。
自分自信に問う謙渡辺の顔、ケンワタナベの演技力。うむ。

3つの群像劇の回収の仕方が上手すぎです。確かに長い映画だけど退屈さを全く感じなかった。最後まで犯人わからなかった。モンタージュ写真が絶妙。そして沖縄やっぱ海キレイだ。