チャチャのパパ

怒りのチャチャのパパのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
4.1
豪華キャストのトレーラーを観た時から、ずっと気になってて、何故か劇場では身損ねて、そのままになってた。

この度やっと観る事が出来たのだが、やはりこれは劇場で観たかった。

ストーリーは全く知らない状態で鑑賞したので、予告で観たイメージは、3人の犯人がそれぞれ全国に散らばって、潜伏している土地でなんかやらかすのかな?と思ってた。

ところが、犯人は一体誰なのか?が全く分からない様な作りになってるのに驚く。

殺人現場の回想シーンが、何度も挟み込まれるのだが、犯人の顔が出ない様に巧みに隠され、3人のうち誰もがクロに見えるし、シロとも見れる。

松山ケンイチ、森山未來、綾野剛の3人に加え、渡辺謙、妻夫木聡、広瀬すずといったそれぞれの現場に力のある役者を配し、各場所での振る舞いから、「もしや・・・」

特に、広瀬すずのあの場面と、綾野剛の悲哀感のあるあの役。泣きました。

3人のうち一番無い、と思ってた人が犯人だったんだが、彼はどういった動機で殺人をしたのだろう?あの、メッセージは、本心なのだろうか?一体何に怒り。感じるのだろうか?