中津

怒りの中津のレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
2.0
ミスリードを多用しすぎて何が何やらと言う感じ。
3つの話が交差するんですが、なにぶん交差させるポイントが「整形した殺人犯」のみなので、話がすごく飛びます。

Aのセリフが流れている途中でBの話に入っていったり、その逆もあったり。
もう少しそれぞれに感情移入できる時間が欲しかったなぁ、と思います。
感情移入もほぼできず、最終的に出された結果も「まぁ…でしょうね…」という感想しか出て来ず。

なんせ3つの話にそれぞれ1人ずつ「らしい」人がいるし、うち2つは途中から疑いなく普通の良い人だということがわかるので、ほぼ決定したまま終盤に入り、そのままなし崩しに終わるのでスッキリもしないし、かといってモヤモヤというほどでもないし…
単純にもう少しそれぞれを分かる時間が欲しかった。

公開当時はしばらく話題になっていたので気にはなっていたのですが、思い返せば妻夫木聡と綾野剛の同性愛で話題になっていた気がします…

原作があるようなので、原作を読んで見たいと思います。多分本の方がゆっくりそれぞれを分かる時間が取れるかと…
読んでから見た方が良かったのかな…?
中津

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